るーちゃんブログ

24歳OL。ガリ勉の高校時代を経て、第一志望の大学に入学。そのままとんとん拍子で第一志望の企業に就職するもメンタルがやられて人生初めての挫折。キャリア、メンタル、ときどき恋愛の話を書きます。

【厳選】家族が適応障害になった時の接し方で気をつけること3選

 

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 家族が「適応障害」という病気と診断されたけど、うつ病とは違う病気のようだ。

でも精神病だから接し方に基礎つけるべきなのか?という人向けに

 

適応障害ってどんな病気?

・家にいる時にどう接したらいいの?

・やってはいけない・言ってはいけないことはあるの?

 

以上の疑問にお答えしていきます。

 

 

この記事を書いている人 

「るーちゃん」と名乗る得体の知れない24歳のOLです。

私は1ヶ月前に仕事が原因でメンタルが死亡してしまい、適応障害と診断されました。

仕事は休職し、今は実家で家族と暮らしています。

プロのお医者さんではありませんが、適応障害を患った経験者として

実際に家族にされて嬉しかったことやしんどかったことも含めて書いていきます!

 

 

適応障害ってどんな病気? 

ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。 

適応障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

厚生労働省のHPにはこのように定義されています。

 噛み砕くと仕事などの何か特定のストレスが原因で精神的にしんどくなったり、行動にまで支障が出る病気です。

 

精神病を聞くと「うつ病」が有名ですよね。

適応障害うつ病の大きな違いは、病気になった原因となる特定のストレスがあるかないかです。

うつ病は精神的にしんどくなる原因がわからないという特徴があります。

 

一方で適応障害は明確なストレスの原因があるので、そのストレスが排除されると症状が改善されることが多いです。

しかし、適応障害と診断された人の40%以上はその後うつ病になるというデータもあります。

 

まとめると・・・

 

適応障害→特定のストレスが原因で抑うつ気分(涙が出たり)、食欲の低下、不眠症などの症状が起こる精神病。特定のストレスが取り除かれると6ヶ月以内に症状が改善される。

 

うつ病抑うつ気分(涙が出たり)、食欲の低下、不眠症などの症状が起こる精神病だが、原因は不明。一般的に適応障害よりも症状改善に時間がかかるとされている。

 

 

例えば仕事が原因で適応障害と診断された人は仕事を休職するとストレス要因が排除されて、一旦は症状が回復するパターンが多いです。

しかしそれは一時的なもので、症状がよくなったからといってすぐに復職するとまた仕事がストレスとなってしまい、症状が悪化しうつ病になることもあります。

 

うつ病はストレスの原因が不明確なので、何をすれば症状がよくなるかは手探り状態です。

一般的に適応障害よりも回復に時間がかかると言われています。

 

仕事が原因で適応障害になった場合、少なくとも1ヶ月以上は休職をする必要があります。

目に見えない病気なので、ある程度時間が経ってみないと本当に回復しているのかわからないからです。

 

 

早期回復のためには

適応障害の人にとっての一番の薬は

「ストレスを取り除いてあげること」

です。

 

仕事が原因で適応障害になった場合は、仕事の話はNGです。

特に仕事が原因だと気になるのはお金のことだと思います。

 

適応障害が原因で会社を休職する場合は保険から傷病手当というお金が支給されます。

給与の2/3なので贅沢しなければ生活には困りません。

 

会社の規定に基づきますが、最長で1年6ヶ月支給されます。

 

あとついつい気になってしまうことは

「いつ復帰できるのか」

ですよね。

 

この話もNGです。いつ復帰できるかなんて誰にもわかりません。

病院の先生でさえ時間が経ってみないとわかりません。

 

心配の気持ちで聞きたくなるのはわかりますが、グットこらえてください。

一番復帰したいと思っているのは適応障害を患っている本人です。

 

家にいる時はできる限りストレス要因となっている話題は避けること

早期回復の近道になります。

 

 

元気そうに見えても完治していない

適応障害はストレス要因が取り除かれると、症状が回復することが多いです。

でもそれは「一時的」な可能性もあるので注意が必要です。

 

仕事がストレスだった場合、休職した途端に症状が良くなる人が多いです。

仕事を休んでいるのに、毎日テレビとゲーム三昧している姿を見たら何か言いたくなってしまいますよね。

 

でもそこはグッとこらえましょう。

症状がぶり返す場合もあるからです。

 

実際に私は休職して1週間はめちゃめちゃ元気でした。

が、2週目になると将来の漠然とした不安が襲ってきて1日ベットから動けない日が増えていきました。

 

今思い返すと1週間目は家族に心配をかけないように、気丈に振る舞っていた部分もあったなと反省しました。

その後は無理せず体調が優れない時は休み、いい時は家族と話す時間を作ったりとバランスが取れて症状も落ち着いてきました。

 

元気そうに見えても、心配をかけたくないと無理をしている可能性もあります。

風邪と違って目に見えない病気だからこそ、慎重に回復を見守ることが重要です。

 

以上のことを踏まえて、適応障害になった家族と接する時に気を気をつけるべきことをまとめていきます。

 

 

家族が適応障害になった時の接し方で

気をつけること3選

 

適応障害の原因となったストレスに関する話題には触れない

力になってあげたいと思うからこそ聞きたくなってしまうかもしれません。

でもストレスを思い出させることは、適応障害の人にとって大きな負担になります。

 

話したい時は本心から口を開くので、それまで待っていましょう。

適応障害と診断されたら病院に通院することになります。

 

私は現在2週間に1回通院をしています。

家族の協力もあって1ヶ月経った今は症状がかなりよくなりました。

 

病院では仕事の話もしますが、家では全くと言っていいほどしていません。

家族も仕事の話題にならないように配慮してくれていて、いつも感謝しています。

 

病気に関しては思い切ってプロに任せましょう。

薬が必要であれば処方してくれますし、症状が悪化していると思えばうまく緩和に誘導してくれます。

 

②家では自由に過ごさせる

毎日家でゴロゴロしていると、ついつい何か言いたくなる気持ちはわかります。

少しくらい家事でも手伝ったら?と。

 

私が逆の立場でもそう言いたくなると思います。

でもそこも我慢です。

 

元気そうに見えていても、根本の傷は癒えていない可能性があるからです。

そして本人もサボりたいからゴロゴロしているのではありません。

 

私も調子がいい時は家事を手伝うこともあります。

でも調子が悪い時は手伝いません。というか手伝えません。

 

調子がいい悪いは本当に日によって違います。

毎日朝起きて「今日は元気だ!」と思う日と

「今日はだるい」と思う日があります。

 

健康な人でもそうですよね。

でも適応障害の人はこれがより顕著です。

そういう病気なんです。

 

私の先生は「だるい日は無理せず休みなさい」と言います。

実際に無理せず休むと次の日は元気になったりするので、私はその言葉に従っています。

 

③できるだけ今まで通り接する

矛盾するようですが、これも重要です。

 

これまでに2点、接する時に気をつけることをお話ししました。

それ以外は逆に今まで通りに接してあげてください。

 

私は自分がまさか精神病を患うとは思ってもいませんでしたし、

病院に行って「適応障害」と診断された時はショックでした。

 

なので、周りの人からどう思われるのか?というのがとても怖かったです。

幸い職場の人も家族も今まで通り接してくれたので安心した記憶があります。

 

適応障害は病気なので気をつけてあげる部分もありますが、

逆に病人扱いされすぎても傷つきます。

 

めんどくさいですがそんな病気です。

 

精神病の中では軽度な方なので、調子がいい時は適応障害の本人も

「あれ?本当に病気なのかな?」と思う時もあります。

 

軽度な人は自分が精神病を患っていると認めたくない気持ちがあります。

私も最初はそうでした。

 

1ヶ月経った今は自分が適応障害だということを認め、

「どうやったらうまく付き合っていけるのか」

という方向に思考がシフトしてきました。

 

精神病は完治をしても再発の可能性もあります。

それに時間が経てば完治するという保証もありません。

 

実際に仕事で休職した場合は少なくとも1ヶ月以上は様子をみる場合がほとんどなので、

時間がかかる病気という認識をもっていましょう。

 

 

これを読んでるあなたも病まないように

 最後に一番大事なことをお伝えします。

 

これを読んでくださっているあなたが元気でいることが第一です。

 

あれこれ言いましたがこれだけは頭に入れておいてください。

適応障害は風邪のように移るという根拠はありません。

 

でも家族が適応障害になったことであなたの環境が変わることは事実です。

その環境に耐えられずに家族もダウンしてしまうこともあります。

 

家族の問題、特に精神病というのは人に相談しにくいですよね。

一人で抱え込んでしまう時もあります。

 

そういう時は病院の先生に相談するのも手です。

通院していると家族と一緒に来ている患者さんもいます。

 

プロの意見を聞けば安心しますし、接し方についてもアドバイスをもらえます。

 

また厚生労働省では「こころの健康相談」という電話相談も受け付けています。

www.mhlw.go.jp

 

取り返しのつかないことになる前に、相談できそうな人に相談しましょう。

ご家族の早期回復をお祈りしています。

 

 

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