るーちゃんブログ

24歳OL。ガリ勉の高校時代を経て、第一志望の大学に入学。そのままとんとん拍子で第一志望の企業に就職するもメンタルがやられて人生初めての挫折。キャリア、メンタル、ときどき恋愛の話を書きます。

【経験者が語る】適応障害で休職になってから1ヶ月の後悔しない過ごし方〜最低限やるべきこと編〜

f:id:kangaroo14:20200816205542j:plain

適応障害と診断されて、いきなり仕事のことは忘れてとにかく休めと言われても

正直なにをすればいいのかわからないですよね

 

思い切って自分が楽しいことに打ち込めればいいですが、

休んでいることに罪悪感を感じているとそんな気分にもなれません。

 

仕事が原因で適応障害になった場合は、休職に関する手続きがあったり会社とのやりとりに対する不安もあります。

漠然とした将来のこととかお金のこととか、休んだところで復職できるのかとか、復職するなら早めのほうがいいよなぁとか考え出したらキリがないです。

 

私は仕事が原因で適応障害になり、現在は会社を休職しています。

休職してちょうど1ヶ月が経ちました。

 

休職してすぐは仕事しなくていいんだ!とほっとしてやる気が満ち溢れてくる日もあれば、漠然とした不安に襲われて1日のほとんどをベットで過ごす日もあり、どうすれば早く元の生活に戻るのだろうかと試行錯誤しながら毎日を生きていました。

 

1ヶ月がたった今、これはやって良かった!と思うこともあれば、これはやらない方がもっと有意義に休職期間を過ごせたなぁという後悔も出てきました。

やらない方が良かったなぁと思うことは後々調べてみると、休職中の多くの人がやりがちなことでした。(もっと早く調べておけば良かった。。。)

 

これから休職期間を過ごされる人が1ヶ月後に後悔しないように、私の経験談を元に

・最低限やるべきこと

・やらない方が良かったこと

・やって良かったこと

・やって良かった暇つぶし

の4つに分けてご紹介していきます。

 

今回は最低限やるべきこと編です。

そのほか3つは最後に紹介しています!

 

  

そもそも適応障害とは?

ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。 

適応障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

厚生労働省のHPにはこのように定義されています。

 噛み砕くと仕事などの何か特定のストレスが原因で精神的にしんどくなったり、行動にまで支障が出る病気です。

 

精神病を聞くと「うつ病」が有名ですよね。

適応障害うつ病の大きな違いは、病気になった原因となる特定のストレスがあるかないかです。

うつ病は精神的にしんどくなる原因がわからないという特徴があります。

 

一方で適応障害は明確なストレスの原因があるので、そのストレスが排除されると症状が改善されることが多いです。

しかし、適応障害と診断された人の40%以上はその後うつ病になるというデータもあります。

 

適応障害の人は仕事を休職するとストレス要因が排除されて、一旦は症状が回復するパターンが多いですが、

それは一時的なもので、症状がよくなったからといってすぐに復職するとまた仕事がストレスとなってしまい、症状が悪化しうつ病になることもあります。

 

うつ病はストレスの原因が不明確なので、何をすれば症状がよくなるかは手探り状態です。

一般的に適応障害よりも回復に時間がかかると言われています。

 

仕事が原因で適応障害になった場合、少なくとも1ヶ月以上は休職をする必要があります。

目に見えない病気なので、ある程度時間が経ってみないと本当に回復しているのかわからないからです。

 

私の会社はありがたいことに心の病になった社員に対する対応に慣れていたので、適応障害と診断されてから会社とのやりとりは必要最低限にするように配慮してくれていました。

そのおかげで私は休職して1週間、食欲も戻って毎日ぐっすり寝てせっせとゲームをしてというパラダイスみたいな生活をしていました。

 

そのおかげというのもあって、仕事というストレスがなくなってとにかく元気でしたし、家族も「あれ?仕事行きたくないって号泣していた人と同一人物ですか?」って不思議そうなリアクションでした。

でも元気だったがゆえに、仕事しなくていいのかしら?とか色々考えてアクションをして2週間目にして、再び病み期が訪れます。(やらなかった方が良かったこと編で詳しく話します)

 

最低限やるべきこと

適応障害で休職するときに最低限やるべきことは2つあります。

症状が改善してないときは正直何もしたくないと思いますが、これだけやっていれば後々安心して休めるのでやっておきましょう。

 

①通院

適応障害と診断されたときにお医者さんから言われているかもしれませんが、定期的に通院をしましょう。

繰り返しになりますが、適応障害はデリケートな病気です。

数週間のうちで症状が良くなったり悪くなったりするので、早く治したければ定期的にプロに診てもらうのがベストです。

 

私は2週間に1回のペースで通院しています。

正直2週間の間でも気持ちの浮き沈みがあり、ノッテいるときはもう病院なんか行かなくても元気だし元気なのに病院行ってもいいのかなぁと思いますが、空元気の可能性もあるのでお医者さんがいいよというまではきちんと通院しましょう。

 

②会社とのやりとり

会社がストレスの要因なんだから、できるだけ関わらない方がいいのですが、休職中にお金がもらえたりするので最低限これだけはやっておきましょう。

 

2-1診断書の提出

病院にいって診断書をもらったら、会社に提出をしなければいけません。

提出方法は会社によって異なると思うので、しんどいですが確認してみましょう。

 

私の場合はそういうのを担当している人事の人がいて、まずはその人に電話をしました。

会社に行って提出するんだろうなと思っていたら、郵送してくださいと言われたのでそれ以降は会社に一度もいっていません。

 

どこの会社もおそらく休職がらみのことは人事部が担当していると思うので、誰に言ったらいいのかわからないという場合は人事部に問い合わせてみるといいです。

電話が苦手だったらメールでもOKです。

 

2-2仕事の引き継ぎの確認

これも少しハードルが高いですが、いざ休職!となったときに後でモヤモヤしないようにほんとに最低限でいいのでやっておきましょう。

きっちりあれもこれもする必要はありません。

 

そういう私も休職する前にこれといったちゃんとした引き継ぎはしていません。笑

営業をしていたので、直近1週間のアポをキャンセルしただけです。

1日に10〜20件は携帯に着信がある仕事でしたが、休職したその日から携帯の電源はOFFにして、メールも見なくていいと言われました。

 

そうすることで困るお客さんも多いだろうなぁと引き目も感じました。

「本当はあれもこれも引き継ぎしといた方が良かったのに。」

「復帰したときにお客さんからの信頼を失っていたらどうしよう。」

とにかく不安でした。

が、上司はとにかく全部忘れて休め!というのでお言葉に甘えてみました。

 

今は自分の体が最優先なんだ、と自分を大切にしてあげるのが一番にやるべきことです。

お客さんも本当に困ったら会社に直接問い合わせてくるだろうし、そしたら代わりに対応してくれる人なんてたくさんいます。

 

会社によってその辺の細かい対応は違いますが、よほどのブラック企業でない限り似たような対応をすると思います。

診断書を提出して、休職が認められたらその辺も確認してみましょう。

 

ちょっと悲しいですが、会社に雇われている限り代わりなんてたくさんいるので、会社員一人が突然休んだところで、会社は困りません。

だから本当に最低限の引き継ぎだけして、あとは自分に専念するのみです!

 

2-3休職中の会社との連絡方法

病院の先生にこれだけは確認しておいてねと言われました。

それは休職中の会社との連絡方法です。

繰り返しになりますが、休職中はできるだけ連絡は取らない方がいいです。

でも症状が改善して復職に向けての仕事量の調整だったりとか復職のタイミングだったりとか、後々連絡を取る必要もあるので確認しておきましょう。

 

私は2週間に1回に通院状況を人事にメールで報告をしています。

休職中に私から発信しているのは今のところそのメールのみです。

人事からは休職するにあたって有給を何日消化するとか保険がどうとかの連絡がちょこちょこきます。(最近はそれも落ち着いてめっきり音沙汰なしです)

 

すぐに返す必要はないので、気分がいいときに返信してあげましょう。

保険に関しては次に詳しく説明します。

 

人事とやりとりをしているメールは会社のメールではなく、個人のメールでやりとりをしています。

会社のメールでやりとりをするといやでも会社の情報が入ってくるので、個人メールの方が良いだろうということで落ち着きました。

 

私の個人メールは当然人事の人しか知りません。

今のところ会社とのやりとりでストレスを感じたことはないので、会社がOKであれば個人メールでやりとりをすることをオススメします。

 

2-4傷病手当の手続き

会社員をやっていると知らないうちに給料から保険のお金が天引きされていますよね。

ただでさえ少ない給料から毎月数万も引かれてたまったもんじゃないです。

でもそれの恩恵を受ける時がとうとうやってきます。

 

適応障害で会社を休職する場合は「傷病手当」というお金がもらえます。

金額は給与の2/3の額が支給されます。

なんだそのすごい手当ては!?と思った方は

病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

に詳しいことが書いてあります。

 

これも会社によって対応が多少は違いますが、大体の流れは一緒なので私の経験を書いておきます。

休職して1週間ほどたったくらいで人事から傷病手当についてのメールが来ました。

私は休職期間に入る前に有給を2週間くらい消化したので、

7月の途中から会社には行っていないのですが正式に休職したのは8月からでした。

 

つまり8月以降は傷病手当が出るよということになりました。

会社から傷病手当をもらうために必要な書類が送られてきました。

自分で記入する欄と病院の先生に記入してもらう欄があります。

基本的に後払いなので、8月の分傷病手当の書類は9月に病院にいったときに先生に記入してもらう流れになります。

 

会社から書類を送られてきたときは、これはどうすればいいんだ。。。ネットで調べてみてもよくわからない。。。という感じだったのでとりあえず通院の時に先生に聞いてみました。

先生はプロなのでその辺は慣れています。

書類を出す前に「傷病手当ですか?」と言われたくらいなので、先生に聞くのが一番手っ取り早いです。

 

休職になって一番心配になるのはお金のことですが、日本の保険制度は意外に優しいです。

今までコツコツ保険金を払っていて良かったなぁという感じです。

給与の2/3もらえればとりあえずしばらくは働かなくても生き抜けそうですよね。

 

最低限やるべきこと編まとめ

長くなってきたので適応障害で休職になってから1ヶ月の過ごし方で最低限やるべきことをまとめてみます。

①通院

②会社とのやりとり

・診断書の提出

・仕事の引き継ぎの確認

・休職中の会社との連絡方法

・傷病手当の手続き

以上です。

会社とのやりとりは仕事でのストレスが思い出されて正直しんどいこともありますが、最低限のことはやっておかないと、逆に後で色々心配になってくるのでやらないと逆効果です。

色々言いましたが、これをやっておけば後は自由の身です。

 

休職期間中は仕事のことを忘れるのが仕事です。

好きなことをしてできるだけ仕事のことは忘れましょう。

 というのも頭ではわかっていたものの、私はあれこれやって失敗しました。

 

あれこれやって良くなかったことは↓

14kangaroo.hatenablog.com

 でまとめています。合わせてどうぞ。

いろんな人から仕事のことは仕事は忘れてゆっくりしろと言われます。

その言葉は理解していて実行しているつもりでも、まだ無理をしている自分がいました。

休職して1ヶ月が経った今、「あぁ本当に仕事のことを忘れるってこういうことかぁ」を気づきました(遅い)

1ヶ月過ごして私のように後悔をする人が少しでも減るように、弱小ブログですが発信しています。

 

追記

やってよかったこと編↓
14kangaroo.hatenablog.com

 最低限やってよかった3つのことを紹介しています。

結構当たり前のことですが、健康にもいいと科学的に証明されている3つなので、

休職中に何していいのかわからないよという人はやってみて後悔はしないと思います。

 

やってよかった暇つぶし編↓
14kangaroo.hatenablog.com

 やってよかったことに加えて、健康にいいとか証明されていないことも書きたいなと思って追記したブログです。

本当に暇を持て余している人は一つくらいピンとくるものが見つかるかも!