るーちゃんブログ

24歳OL。ガリ勉の高校時代を経て、第一志望の大学に入学。そのままとんとん拍子で第一志望の企業に就職するもメンタルがやられて人生初めての挫折。キャリア、メンタル、ときどき恋愛の話を書きます。

下ネタネギ?

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12月のある日、姉が会社から下仁田ネギを持って帰ってきた。

 

スーパーではよく見かけるが、人がネギを背負っている姿は実に滑稽である。

身内であれば尚更だ。

 

この姿に関連して面白いのは「バナナを食べている姿」である。

 

これら2つの姿は何度見てもニヤニヤしてしまう。

 

その代償として自分がネギを運んでいる時は

(なんでカモネギみたいなことやってるんだろう。情けない。)

 

と沈んだ気持ちになるし、

 

バナナを食べている時は

(今の私って完全に猿だよな。。。よりによって服まで黄色だし)

 

と余計なことを考えて、バナナの味を楽しめない。

 

そんな凹む話はおいといて、

 

 

母に「お姉ちゃんが下仁田ネギをもらってきたよ!甘くて美味しいのよねぇ。」

 

という話れてもピンとこなかった。

 

恥ずかしながら、私は下仁田ネギをという名前をその時初めて聞いたのだった。

 

下仁田ネギ=しもにたネギ

と読むらしい。

 

群馬県下仁田町の特産品で、ネギの品種ではかなり有名とのこと。

 

なるほど〜また一つ賢くなったわ〜と

呑気なことを思いながら眠りについた。

 

 

〜次の日〜

 

母が祖母と電話をしている声で目が覚めた。

 

電話が終わった頃に起きてくると

 

母「年末に祖父母の家ですき焼きをするから、あのネギを持っていこうと思うの!」

 

私「昨日の下仁田ネギ?」

 

母「そうそう!しもねたネギ!」

 

これはツッコまざるおえない。

 

たった一文字ではあるが、絶対に間違えちゃいけない一文字である。

 

嫌な予感はしていたが、予想通りの間違え方をしてきた。

 

私「下ネタネギじゃないって!!笑」

 

というと母はもじもじしながら

 

母「あら。。間違えちゃった」

 

テヘペロと言わんばかりにトイレに逃げていった。

 

 

〜祖父母の家に到着〜

 

母「義母さん!下仁田ネギ持ってきました!」

 

祖母「おお〜立派で美味しそうだね〜」

 

母「下ネタじゃなくて下仁田ですよ笑」

 

早速自分の失態をネタにする母は強い。

 

祖母「あっはっはっ!そりゃ間違えちゃいかんなぁ」

 

 

〜すき焼きの支度〜

 

母「じゃあ下ネタネギ切っときますね!」

 

祖母「ありがとう〜よろしくね〜」

 

私(え・・?今下ネタって言わなかった?)

 

と思いつつも祖母がスルーしたので、聞き間違いかだと思うことにした。

 

母「下ネタネギ入れちゃいますね〜」

 

祖母「下ネタネギ美味しそうだね〜」

 

私(この二人ヤバイ。)

 

さっきあれほど下ネタじゃないくて下仁田といっていたではないか。

さっきの二人は別人だったの?

 

そんなことが頭をよぎるが、目の前にいるのは数時間前に見たのと同じ本物である。

 

恐る恐る

「下ネタじゃなくて下仁田だよ?」

と呟いた。

 

台所が一瞬静寂になる。

 

「あっはっは!おかしい!!!」

 

と笑だす母と祖母。

 

血は繋がっていないが笑いのツボは同じらしい。

 

母「あらやだ〜また間違えちゃったじゃない!」

 

とあたかも私が間違えたかのような言いようである。

 

その日はおいしく下仁田ネギをいただいた。

 

人は言い間違いをする生き物である。

 

特に下仁田と下ネタはそっくりである。

 

うっかり癖のある人だったら間違えて当然だ。

 

でも「下ネタ」というのはたとえ言い間違いであっても

シラフの時に大声でいう言葉ではない。

 

特に義理の両親の実家だったら尚更である。

 

母は反省するべきである。

 

 

〜またその次の日〜

 

祖母「昨日の下ネタネギおいしかったね〜」

 

私(あちゃ〜また間違えてる。まぁいい歳だし仕方ないかぁ。。)

 

 

「下ネタネギ喜んでもらえてよかったです!」

 

 

母は反省していなかったようだ。